お知らせ
当ブログは更新を中止しました.
新たに簡単なHPを作成しました.
研究者としての自己紹介的なHPですが, よかったらどうぞ.
新しいページ
2010年 9月10日
☆ようこそお越しくださいました☆
このブログは、とある大学院生Dromeusによる日記ブログです。
主なコンテンツは
・各種クワガタ飼育記録(一応メイン)
・日記的な文章
・(唐突に)西表島縦断記
・他
となっております。
面白い文章を書けるわけでもないし、レア種飼ってるわけでもないです。
ただ、大学院で昆虫研究的なことをやっているので、もしかしたら、他の飼育者とは違う視点で飼育日記が書けるかもしれない、、、、
そんな気持ちで始めました。
まぁ、結局はたいしたことも書けないでいるのですが(汗
なんにせよ、楽しんでいただけたら幸いです。
いろいろなカテゴリの記事をランダムに書き連ねているので、新しい順に読んでいくよりも、カテゴリ別に読まれた方がわかりやすいと思います。
←のカテゴリの欄からお好きな項目をお選びください。好みのものがあるといいのですが。。。
06年 10月 公開
07年 7月24日 改訂
08年 1月9日 改訂
最近更新が滞っています。
一応、修士2年目なので、今年は修論書かないといけません。
だから、修論終わるまではブログの方は休みます。
ちなみに最近のクワ情勢はこんな感じです。
ペレメタ→相変わらず。そろそろF11。
ギラファ→絶えた。
アラガール→♀が不足。絶えそう。
ズベール→ブリ失敗。絶えた。
プルケルス→うかれぽんちさんから頂いた個体が羽化。そろそろ後食。
ヴァインライヒ→♀が羽化。もう一匹はまだ幼虫。はよ羽化しろ。
ムニスゼッチ→やっと♀が羽化。幼虫期間が長いことにビックリ。
モンタネルス→1匹前蛹で落ちた。あと4匹。
サンギールメタリ→そろそろ蛹化。
ブログ再開する頃にはどうなっているのやら・・・。
今日は日曜と言うことで、ここんところ溜めていた洗い物(カップとかスチ角とか)を全部洗ってしまいました。
棚の整理や、個体の整理もして、勢いに乗ったところで、モンタの割り出しもしました。
もっとも「割り出し」っていうより「敗戦処理」って雰囲気が漂っていましたが。。。
で、結果は予想通りボウズ。
2セット組んだにもかかわらず、全くのゼロ。
あー、モンタネルスも絶えたー。
と、思いきや、ありがたいことにモンタネルスもうかれぽんちさんに戴いています。
幼虫6匹(既に1匹は落ちたっぽい。この虚弱種が!)を戴いたので、何とか絶やさないようにしないと・・・。
先日の
昆虫学会で高松に行きました。
千歳から岡山に飛び、そこからJRで高松入り。
宿に着いたときには19時を回っていました。
荷物を置いて、思うわけです。
「せっかくの高松だし、うどんでも食うか」と。
で、ネットでうどん屋を検索しようとした際、頭である一言が浮上
『高松に虫屋ってないのかな?』
次の瞬間には「クワガタ 専門店 高松」でググる俺がいました。
したら、宿から2kmほどのところに虫屋があるじゃないですか。
あることを知ってしまったら、もう行くしかない。
しかし、HPを良く見ると営業時間は20時まで。あと30分もない!
もうこうなると、2km走です。
見知らぬ街を走る走る。
途中、電話もして20時まで空いていることを確認もしました。
そしてやっと店についたのが19時50分。
「ちょっと見させてくださ~い」と言って入店。
電話で問い合わせまでしたのに、何も買わずに帰るのは気が引けるし、なんか買ってくかな~って思いながら、陳列棚を物色しました。。。
が、すぐに
やらかしたことに気づきました。
ケースの中に入っているのは、オオクワやヒラタばかり・・・。
いわゆる「黒虫」が中心のラインナップ。(※俺は「色虫」派)
しかも、展示されている絶対数が少ない・・・・!?
「昨日までイベントやっててね~。ほとんどでちゃったんだよー」
・・・!!!!?
「マジかよおっちゃん!このラインナップから買うのはキツいぜ!!」と
心の中で叫びながら、懸命に棚を探す俺。
最悪、この国産カブトPr買うか?いや、だったら産卵木の方が。。。
いっそ、何も買わなくても、、、でも、それはさすがに気まずいよなぁ・・・。おっちゃん怖そうな人だし・・・。ってかなんでプリンカップを売ってないの?
なんて思いながら、ひとつひとつラベルを見ていく俺。
「阿古谷」とか「パラワン」とか俺にはあまり縁がないラベルばかりが並ぶ・・・・。
「こりゃいよいよヤバいな~」と思い始めた頃、一番端っこに
「ヴァインライヒ」というラベルを発見。
「ヴァインライヒヒラタ」なんていたか?
いないよな?
なんとまさかのヴァインライヒホソアカ
パプキンやニジイロすらおいていないほどの黒虫専門店に、メタリでもインペラでもなく
ヴァインライヒ
何故?なんでこの黒虫の中にヴァインライヒが?
もうこの際理由はどうでもよいので、即購入。
2匹で1400円ナリ。
結局、この日うどんは食いそびれましたが、いい買い物*しました。
そんな学会開幕前夜。
この高松記念のヴァインライヒ
Cyclommatus weinreichは既に3齢後期のようです。羽化が待ち遠しい。無事にペアになってくれればよいのですが・・・。
*いい買い物
ヴァインライヒは成虫Prで買ったら5000円くらいする種類。しかもマイナーキクロだから、なかなか手に入りません。
俺は、クワガタの顎形態の多様性(種間のバリエーション)について非常に興味をもっており、その発生学的背景を明らかにすることを1つの大きな目標にしています。
キクロマトス属は属内にキバナガ系(メタリ、インペラ等)とオオズ系(カウピ、プルケルス等)というユニークな形状をした種を含み、顎の形態差を研究する上では、この上ない属だと言えます。
現在メインで使っているメタリはキバナガ系の代表格。
今はメタリでいろいろな実験を行っていますが、いずれは種間比較を行いたい。
そこで、来たるその時のために、実験材料に適したオオズ系の種をぼちぼち探し始めています。
当初は、オオズ系ど真ん中のカウピを候補にしてました。
頭盾という特異な構造を持つ点もポイント高いし。
しかし、
アッサリ絶え、現在頓挫中
そんな中、ご好意により戴いたムニスゼッチが材料の候補として急浮上。
なんつっても、採卵が容易かつ爆量!
430カップで最大級の♂が出せるし、顎が横にせり出すオオズ系としての特徴も兼ね備えたムニス。
これはかなりいいのでは・・・?
と、思って発生スケジュールをメモしてたのですが、思わぬ落とし穴が。。。
なんと7月末に3齢になった♀が現時点(9月末)でまだ幼虫やってます。。。
「なにが『まだ』だ?普通だろ!」って思われた方も多いと思います。
でも、メタリなら♀は3齢になってから30日ちょっとで前蛹になるんです。
これはオカシイ・・・、と思って調べたら、やはり「ムニスゼッチはサイズの割りに幼虫期間が長い」という文章を発見・・・。
どのくらい長いのかは条件依存でしょうから、もう少し様子は見ると思いますが・・・はてさて。